GoogleスプレッドシートのCOUNTIF・COUNTIFSの使い方(実例つき)
「未提出の人が何人いる?」「A商品を注文した件数は?」——件数を数えるのがCOUNTIFとCOUNTIFSです。合計するSUMIFとは似ていますが、COUNTIF系は「合計する範囲」を指定しない点が違います。書き方と実例で解説します。
COUNTIF:1つの条件で数える
=COUNTIF(範囲, 条件)
たとえば、B列に出欠状況が入っているとして、「出席」の人数を数えるなら、
=COUNTIF(B:B, "出席")
「B列を見て、『出席』と書かれているセルがいくつあるか数える」という意味です。SUMIFと違い、数える対象の範囲がそのまま条件を見る範囲なので、引数が2つで済みます。
数値の条件も使える
=COUNTIF(C:C, ">=80")
「80以上のセルの数」。比較記号は " で囲みます。
COUNTIFS:複数の条件で数える
条件が2つ以上になったらCOUNTIFSです。
=COUNTIFS(範囲1, 条件1, 範囲2, 条件2, ...)
たとえば「7月」かつ「出席」の件数を数えるなら(A列=月、B列=出欠とします)、
=COUNTIFS(A:A, "7月", B:B, "出席")
条件は範囲と条件のペアで、いくつでも追加できます。すべての条件を満たす行だけがカウントされます(AND条件)。SUMIFSと同じ考え方で、こちらは最初から引数が「範囲・条件」の繰り返しだけなので、SUMIFSより覚えやすいです。
COUNTIFとSUMIFの使い分け
| 数える対象 | 返す値 | |
|---|---|---|
| COUNTIF / COUNTIFS | 条件に合うセルの個数 | 件数 |
| SUMIF / SUMIFS | 条件に合う行の、別の列の数値 | 合計金額など |
「何件あるか」ならCOUNTIF、「合計いくらか」ならSUMIF、と覚えると迷いません。
実用例
重複をチェックする
同じ値が2回以上あるかを見つけるのに使えます。
=COUNTIF(A:A, A2) > 1
A2の値がA列に2回以上出てくれば TRUE を返します。名簿やメールアドレスの重複チェックに便利です。
空欄・空欄でないセルを数える
=COUNTIF(B:B, "") 空欄の数
=COUNTIF(B:B, "<>") 空欄でないセルの数
部分一致で数える
ワイルドカード * が使えます。
=COUNTIF(B:B, "*完了*")
「完了」を含むセルをまとめて数えます。
つまずきポイント
SUMIFと引数を混同する: COUNTIFは「合計する範囲」を書きません。書いてしまうとエラーになります。- 0になる: 条件の文字が完全一致していない(表記ゆれ・余分な空白)ことが多いです。
TRIM()で前後の空白を除いてから比較すると解決することがあります。 - 日付の条件:
">=2026/7/1"のように文字列として比較します。セルの表示形式によっては意図通りにならないことがあるので、DATE()関数と組み合わせるとより確実です。
条件で「数える」ができるようになったら、条件で「合計する」SUMIF・SUMIFS、条件で「表示を変える」IF関数と組み合わせると、集計表がぐっと実用的になります。