GoogleスプレッドシートのSUMIF・SUMIFSの使い方(実例つき)
「食費だけ合計したい」「7月のA商品の売上だけ足したい」——こんな条件つきの合計をするのが、SUMIFとSUMIFSです。1つの条件ならSUMIF、複数条件ならSUMIFS。引数の順番が少し違うので、そこだけ押さえれば簡単です。実例で解説します。
SUMIF:1つの条件で合計
=SUMIF(条件を見る範囲, 条件, 合計する範囲)
たとえば、B列に費目、C列に金額がある家計簿で「食費」の合計を出すなら、
=SUMIF(B:B, "食費", C:C)
「B列を見て『食費』の行の、C列を合計する」という意味です。
数値の条件も使える
=SUMIF(C:C, ">=1000", C:C)
「1000以上の金額だけ合計」。比較記号は " で囲んで書きます(">=1000")。
SUMIFS:複数の条件で合計
条件が2つ以上になったらSUMIFSです。引数の順番がSUMIFと逆で、合計する範囲が先頭に来ます。ここが最大の注意点。
=SUMIFS(合計する範囲, 範囲1, 条件1, 範囲2, 条件2, ...)
たとえば「7月」かつ「A商品」の売上を合計するなら(A列=日付の月、B列=商品、C列=金額とします)、
=SUMIFS(C:C, A:A, "7月", B:B, "A商品")
条件は範囲と条件のペアで、いくつでも追加できます。すべての条件を満たす行だけが合計されます(AND条件)。
引数の順番の違い(重要)
| 関数 | 書き方 | 合計範囲の位置 |
|---|---|---|
| SUMIF | SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲) | 最後 |
| SUMIFS | SUMIFS(合計範囲, 範囲, 条件, …) | 最初 |
「SUMIFは合計が後ろ、SUMIFSは合計が前」と覚えてください。多くのエラーはこの取り違えが原因です。
実用例
- 費目別の家計簿集計:
=SUMIF(B:B, "交通費", C:C) - 担当者別の売上:
=SUMIF(D:D, "田中", C:C) - 期間×商品の売上:
=SUMIFS(C:C, A:A, ">=2026/7/1", A:A, "<=2026/7/31", B:B, "A商品")(日付範囲で7月を指定)
つまずきポイント
- 範囲の大きさをそろえる: 条件範囲と合計範囲は同じ行数・同じ形に。ずれると正しく足せません。
- 部分一致したい: ワイルドカード
*が使えます。=SUMIF(B:B, "*交通*", C:C)で「交通」を含む費目を合計。 - 0になる: 条件の文字が完全一致していない(余分な空白や表記ゆれ)ことが多いです。
条件で「合計」ができるようになったら、次は条件で「表示を変える」IF関数や、表引きのVLOOKUPと組み合わせると、集計表が一気に実用的になります。