VLOOKUPとXLOOKUPの違い・どっちを使うべき?
「表引き」の関数といえばVLOOKUPが有名ですが、より新しいXLOOKUPも使えます。どちらも「ある値を探して、対応する値を返す」点は同じ。では何が違い、どちらを使うべきか。実例で比較します。
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VLOOKUP:
=VLOOKUP(検索キー, 範囲, 列番号, FALSE)
XLOOKUP:
=XLOOKUP(検索キー, 検索する列, 返す列)
VLOOKUPは「範囲」と「何列目か(列番号)」を指定します。XLOOKUPは「探す列」と「返す列」を別々に指定します。この違いが、以下のメリットを生みます。
XLOOKUPが優れている3点
1. 左方向にも探せる
VLOOKUPは検索列の右の列しか返せません。欲しい値が左にあると使えず、列を並べ替える羽目になります。XLOOKUPは探す列と返す列を自由に指定できるので、左でも右でも取得できます。
2. 「見つからないとき」を指定できる
VLOOKUPは見つからないと #N/A を返します。XLOOKUPは4番目の引数で代わりの表示を指定できます。
=XLOOKUP(D2, A:A, B:B, "該当なし")
3. 列の挿入に強い
VLOOKUPの「列番号」は数字で固定なので、範囲の途中に列を挿入するとズレて壊れがちです。XLOOKUPは列そのものを指定するため、挿入に強く、後からの編集で崩れにくいです。
比較表
| VLOOKUP | XLOOKUP | |
|---|---|---|
| 検索方向 | 右のみ | 左右どちらも |
| 見つからないとき | #N/A | 好きな値を指定可 |
| 完全一致 | FALSE を明示 | 既定で完全一致 |
| 列挿入への強さ | 弱い(番号ずれ) | 強い |
| 使えるシートの多さ | 圧倒的に多い(古い) | 対応が広がった |
どちらを使うべき?
- これから新しく作るなら → XLOOKUP。 左右自由・エラー処理・編集に強い、と扱いやすい。
- 既存のシートを触る・共有相手の環境が不明なら → VLOOKUP も理解必須。 世の中の膨大なシートで使われているため、読めないと困ります。
結論はシンプルで、新規はXLOOKUP、でもVLOOKUPも読めるようにしておく。両方の基本は、VLOOKUPの使い方で押さえられます。条件つき集計のSUMIF・SUMIFSと合わせて覚えると、表計算でできることが大きく広がります。