Googleスプレッドシートの条件付き書式で自動的に色をつける方法
期限切れのタスクを赤くしたい、在庫が少ない商品を目立たせたい——こういう「条件によって色を変える」作業を自動化するのが条件付き書式です。一度設定すれば、データが変わるたびに色も自動で更新されます。基本の使い方から、数式を使った応用まで解説します。
基本の設定手順
- 色をつけたい範囲を選択します。
- メニューの 「表示形式」→「条件付き書式」 を開きます。
- 「セルの書式設定の条件」 から条件を選びます(例:「次より大きい」)。
- 条件の値を入力します(例:
80)。 - 「書式設定のスタイル」 で色を選びます。
- 「完了」 をクリック。
これで、条件に合うセルの色が自動でつきます。データを変更すれば、色もその場で切り替わります。
よく使う条件(プリセット)
「セルの書式設定の条件」のドロップダウンには、すぐ使える条件が並んでいます。
- 空白 / 空白でない
- テキストに次を含む/次で始まる/次で終わる
- 次より大きい/次より小さい/次の間
- 日付(今日、過去1週間 など)
数式を書かなくても、これらの組み合わせで大半のケースはカバーできます。
カスタム数式で応用する
プリセットで足りないときは、「カスタム数式」 を選ぶと、= で始まる数式で自由に条件を作れます。ここが条件付き書式の本領です。
行ごと色をつける(他の列も参照)
選択範囲の左上のセルを基準に数式を書きます。たとえば、A列〜C列を選択して、B列のステータスが「完了」の行全体を緑にするなら、
=$B1="完了"
$B と列だけ固定するのがポイントです(行は固定しない)。こうすると、選択範囲の各行で、その行のB列を見て判定してくれます。
締切が過ぎた行を赤くする
締切列がB列なら、
=$B1<TODAY()
TODAY() は今日の日付を返す関数です。締切が今日より前(=過ぎている)行が赤くなります。
重複する値に色をつける
=COUNTIF($A$1:$A$100, $A1)>1
COUNTIFで同じ値の出現回数を数え、2回以上あれば色をつけます。範囲は $A$1:$A$100 のように固定するのがコツです。
カラースケール(グラデーション)
「単色」タブの隣にある 「カラースケール」 を使うと、数値の大小をグラデーションで表現できます。売上表や成績表で、大きい値ほど濃い色、といった見せ方がワンクリックでできます。最小値・中間値・最大値それぞれの色を選ぶだけです。
つまずきポイント
- 色がつかない: カスタム数式は必ず
=で始めます。また、範囲の左上セルを基準に相対参照で書くのを忘れがちです。 - 一部のセルだけ色が変になる:
$の付け方(絶対参照・相対参照)を確認します。行ごと色をつけたいなら列だけ$で固定します。 - ルールが多すぎて分からなくなる: 「表示形式 → 条件付き書式」の右側に、既存のルール一覧が表示されます。不要なものは「ゴミ箱」アイコンで削除できます。
条件付き書式は「見た目」を自動化する機能です。「値」自体を条件で変えたいならIF関数、「件数」を数えたいならCOUNTIF・COUNTIFSと組み合わせて使うと、シート全体が驚くほど見やすくなります。