Notionの「ステータス」と「セレクト」の違いと使い分け
Notionのステータスとセレクトは、どちらも「選択肢から1つ選ぶ」プロパティで、見た目も似ています。そのため「どっちを使えばいいの?」と迷いがち。結論から言うと、進捗を管理するならステータス、ただの分類ならセレクトです。理由を説明します。
それぞれ何をするか
- セレクト(Select) — 用意した選択肢から1つ選ぶタグ。「業種」「優先度」「カテゴリ」など、分類に向いています。
- ステータス(Status) — こちらも1つ選ぶ式ですが、選択肢を 未着手(To-do)/進行中(In progress)/完了(Complete) の3グループに分けて管理します。作業の進み具合を表すために作られています。
決定的な違い:グループ分け
セレクトは選択肢がただフラットに並びます。一方ステータスは、各選択肢が必ず3グループのどれかに属します。この「グループ」があることで、次の差が生まれます。
| セレクト | ステータス | |
|---|---|---|
| 選び方 | 1つ選ぶ | 1つ選ぶ |
| 選択肢のグループ | なし(フラット) | 未着手/進行中/完了 |
| 完了の可視化 | なし | グループで進捗が分かる |
| 向いている用途 | 分類・タグづけ | ワークフロー・進捗管理 |
| ボードビュー | 選択肢ごとの列 | 進捗の流れとして自然 |
ボードビューでの見え方
ステータスでボードビューをグループ化すると、「未着手 → 進行中 → 完了」というカンバンらしい流れになり、カードを左から右へドラッグして進捗を進められます。タスク管理や案件パイプラインにぴったりです。
セレクトでもボードは作れますが、列は選択肢が並ぶだけで「進捗の流れ」という意味は持ちません。「業種ごと」「担当ごと」に分けて眺めたいときに向いています。
どちらを使うべき?
次の問いで決められます。
- その項目は作業の進み具合を表す?(例:企画中→執筆中→公開済み) → ステータス
- その項目は分類やラベル?(例:ブログ/動画/SNS、優先度:高中低) → セレクト
迷ったら「完了という状態があるか」を考えてください。完了に向かって進むものならステータス、そうでなければセレクトです。
使い分けの例
1つのデータベースで両方使うのが自然なこともあります。たとえばコンテンツ管理なら、
- ステータス:アイデア → 執筆中 → 公開済み(進捗)
- セレクト:フォーマット(動画/記事/SNS)(分類)
こうすると、ステータスのボードで進捗を追いながら、セレクトでフォーマット別に絞り込めます。
補足:あとから変換できる
すでにセレクトで作ってしまっても、プロパティの種類をステータスに変更できます(選択肢は引き継がれ、グループは自分で振り分けます)。まずは気軽に作って、ワークフローだと気づいたらステータスへ、で大丈夫です。
進捗を数値やダッシュボードでも見たくなったら、Notionの関数の使い方やNotionでCRMを作る手順(ステータスでパイプラインを作る例)が参考になります。