Toolnote

NotionでシンプルなCRM(顧客管理)を作る手順

Toolnote 編集部・2026-07-05 更新・約4分で読めます

CRM(顧客管理)とは、「誰と話していて、それぞれの案件がどの段階にあるか」を整理して把握する仕組みのことです。フリーランスや小さなチームなら、高価なソフトは要りません。Notionで十分うまくでき、しかも自分で約30分で作れます。手順を紹介します。

作るもの

つながった3つのデータベースです。

  1. 会社 — 取引先の企業。
  2. 担当者 — その会社にいる人。
  3. 案件 — 実際の商談。パイプラインを進んでいきます。

さらに、どんなCRMにも欠かせない数値をひとつ:有効なパイプラインの合計金額を自動計算します。

ステップ1:会社

新しいデータベース(フルページのテーブル)を作り、会社という名前にします。次のプロパティを追加します。

あとで紐づけられるよう、サンプルの行をいくつか入れておきます。

ステップ2:担当者

新しいデータベース 担当者

重要なのは会社リレーションです。これで各担当者が会社を指し、各会社にその人たちが表示されます。リレーションが初めてなら、リレーションとロールアップの解説で仕組みを確認してください。

ステップ3:案件——パイプライン

新しいデータベース 案件。ここがCRMの心臓部です。

ステータスプロパティは特別で、ステージを「未着手/進行中/完了」にグループ分けしてくれます。おかげで、次のボードビューが本物の営業パイプラインらしく見えます。

ステップ4:パイプラインをボードで見る

案件データベースにボードビューを追加し、ステージでグループ化します。案件が進むにつれて列から列へドラッグします。多くの人が「CRM」と聞いて思い浮かべるのが、この1つのビューです。

ステップ5:パイプライン合計金額(自動の数値)

いよいよ気持ちいいところ。各会社に、その案件の合計金額を表示し、さらに全体の合計も出します。

会社データベースで、

  1. ロールアッププロパティを追加し、パイプライン金額と名づけます。
  2. リレーション:案件 / プロパティ:金額 / 計算:合計

これで各会社に案件金額の合計が表示されます。全体のパイプラインをひと目で見るには、案件データベースをテーブル表示で開き、金額列の下の集計を合計に設定します(列の下の余白をクリック → 計算 → 合計)。このビューを受注・失注を除くように絞り込めば、有効なパイプラインだけを表示できます。

ステップ6:ホームのダッシュボード(任意)

CRMというページを作ります。/リンクドビュー を使って次を埋め込みます。

リンクドビューは同じデータベースを参照するので、すべて同期されたままです。

完成

これで立派なCRMです。担当者が会社に紐づき、案件がステージを進み、パイプライン金額が自動で合算される。あとから活動ログデータベース(案件に紐づく電話やメール)や、次のアクション日付+リマインダーを足して拡張できます。

同じ考え方を、営業ではなくコンテンツやスポンサー案件に応用したい? 部品——リレーション+ロールアップ——はまったく同じで、ラベルが変わるだけです。もし関数やロールアップの手順が不安なら、Notionの関数の使い方に10分費やせば腑に落ちます。