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Notionのリレーションとロールアップ徹底解説(具体例つき)

Toolnote 編集部・2026-07-06 更新・約4分で読めます

リレーションとロールアップは、Notionを「メモアプリ」から「軽量なデータベースツール」へと変える2つの機能です。同時に、いちばん混乱しやすい2つでもあります。この記事では、5分で再現できる1つの例を使って、両方をはっきり解説します。

結論を先に

リレーションが「つながり」を作り、ロールアップがその上で計算します。ほぼ必ず、先にリレーションを作り、あとからロールアップを足します。

例:顧客と注文

2つのデータベースを想像してください。

各顧客に、その注文一覧と合計購入額を表示させたい。手順は次のとおりです。

ステップ1:リレーションを作る

  1. 注文データベースを開きます。
  2. 新しいプロパティを追加し、種類を「リレーション」にします。
  3. 関連づける先として「顧客」を選びます。
  4. 「顧客に表示」(両側に表示、の意味)をオンにします。両方のデータベースにリンクが現れます。

これで、どの注文でも、それが属する顧客を選べるようになります。両側表示をオンにしたので、各顧客には自動的に、紐づいた注文を並べる「注文」プロパティが付きます。

ステップ2:いくつか紐づける

注文を開いて顧客を設定します。いくつかの注文で、同じ顧客を指すように設定してみましょう。その顧客の「注文」プロパティにリンクがたまっていきます。これがリレーションが働いている状態です——まだ計算はしていません。

ステップ3:ロールアップを足す

ここからが本番。顧客データベースで、

  1. 新しいプロパティを追加し、種類を「ロールアップ」にします。
  2. リレーション:「注文」を選びます。
  3. プロパティ:「金額」を選びます。
  4. 計算:「合計」を選びます。

これで各顧客の行に、紐づくすべての注文金額の合計が表示され、注文を追加したり数値を変えたりするたびに自動更新されます。

ロールアップでできる他のこと

計算メニューは合計だけではありません。よく使うもの:

計算使いどころ
合計売上合計、作業時間の合計
平均平均注文額
すべてカウント紐づく件数
値をカウント値が入っている件数
最古/最新の日付初回・直近の注文日
オリジナルを表示計算せず値をそのまま並べる

リレーションとロールアップの違いを一言で

リレーションは2つのデータベースをつなぐ「配線」。ロールアップは、その配線を流れるものを読み取る「メーター」。

紐づいた項目を見たいだけならリレーションで十分。その項目についての数値や集計が欲しくなった瞬間に、ロールアップを足します。

よくあるつまずき

ロールアップは、関連先のデータベースにある値しか集計できません。もし「入金済みの注文だけを合計したい」のように条件つきで集計したいなら、定番の技があります。まず注文側に関数を足し——たとえば「入金済みなら金額、そうでなければ 0」という 入金額 を作り——そのうえでその関数をロールアップするのです。ロールアップ自体は絞り込みができないので、関数で絞り込んでから集計します。

最後のあたりが曖昧なら、先にNotionの関数(数式)の使い方を読んでから戻ってきてください。

実際に作ってみる

「レコードを関連づけて、合計をロールアップする」——このパターンこそ、Notionで作るあらゆる管理表の背骨です。実際の動きは、NotionでCRMを作る手順で確認できます。そこでは、リレーションが取引と会社を結び、ロールアップが総パイプライン金額を表示します。