Obsidian入門|15分で最初のVault(保管庫)を作る
Obsidianは、自分のPC上のファイルとしてメモを貯めていく、知識管理アプリです。クラウドに縛られず、動作が速く、アイデアをリンクでつなげるのが魅力。この記事では、これから始める人が15分で「最初のVault」を作り、基本の使い方を身につけられるようにします。
Vault(保管庫)とは
ObsidianのVaultは、要するにメモを入れておく1つのフォルダです。Obsidianは、そのフォルダの中のMarkdownファイル(.md)を読み書きするツール。データは全部、自分の端末のそのフォルダにあります。だからオフラインでも使え、ロックインもありません。
ステップ1:Obsidianを入れてVaultを作る
- 公式サイトからObsidianをダウンロードして起動します(個人利用は無料)。
- 最初の画面で 「Create new vault(新しい保管庫を作成)」 を選びます。
- Vaultの名前(例:
メモ)と、保存する場所(フォルダ)を決めて作成。
これで空のVaultができました。中身はまだメモ0件のフォルダです。
ステップ2:最初のメモを書く
- 左上の新規ノートアイコン(またはショートカット)で新しいノートを作ります。
- 一番上の行にタイトルを書き、下に本文を書きます。
- そのまま普通の文章でOK。装飾したくなったらMarkdownを使います(次項)。
ステップ3:Markdownの基本だけ覚える
Markdownは、記号で見た目を指定する書き方です。最初はこれだけで十分。
# 大見出し
## 中見出し
- 箇条書き
1. 番号つきリスト
**太字** *斜体*
> 引用
[表示テキスト](https://example.com)
書きながらプレビューされるので、記号と結果の対応はすぐ体に入ります。
ステップ4:ノートをリンクでつなぐ(Obsidianの真価)
Obsidianが他のメモアプリと違うのは、ノート同士を簡単につなげることです。本文で二重角カッコを打つと、
[[別のノートの名前]]
そのノートへのリンクになります(まだ無ければ、クリックで新規作成されます)。関連するアイデアをどんどんリンクしていくと、あとで「このメモにつながっているのは?」とたどれる、自分だけの知識ネットワークになります。
- リンクされている元をまとめて見るには、右側のバックリンクを確認します。
- 全体のつながりを俯瞰したいときはグラフビューを開きます。
ステップ5:フォルダより「リンク」で考える
最初はフォルダで整理したくなりますが、Obsidianではフォルダを細かく作りすぎないのがコツです。かっちり分類するより、関連するノートを [[リンク]] でつなぐほうが、あとで見つけやすくなります。フォルダは大分類だけ、細かいつながりはリンクで——これが「第二の脳」を育てる考え方です。
ステップ6:バックアップと同期
ファイルは自分のフォルダにあるので、バックアップも自由です。
- 無料でやるなら: Vaultフォルダを、iCloud DriveやGoogleドライブ、Dropboxなどの同期フォルダの中に置く。
- 公式の方法: Obsidianの有料オプション「Sync」を使うと、端末間の同期が簡単・安全になります。
まずは無料の同期フォルダで十分。慣れて必要になったら公式Syncを検討しましょう。
次にやること
これで基礎は完成です。1つのVault、数枚のメモ、いくつかの [[リンク]] から、システムは自然に育っていきます。「Notionとどちらがいいのかまだ迷う」という人は、NotionとObsidianの違い・比較を読むと、自分の使い方に合うほうがはっきりします。